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昔から受け継がれている知恵、伝承薬

昔から受け継がれている知恵、伝承薬

薬の生いたちは、薬草の発見に始まり古代の人々の中で試され、長い年月の間の経験によってその治療法が確立されたものです。
 
日本の記録では、イナバの白ウサギの傷を大国主命がガマの穂わた(ガマの花粉は止血剤)を用いて治療したという古事記の中の話があり、薬草の利用が古くから行なわれていたことを物語っています。
 
薬草を治療の目的に加工したものを生薬(ショウヤク)といいます。主に医療の目的で用いられる天然物そのものか、あるいは簡単な加工を施したもので、種々の科学的操作を加えない草根木皮・禽獣虫魚などを言い、薬用として使用できる状態になったものの総称です。
 
生薬を著した最も古い書物としては中国の「神農本草経」があり、これは紀元前2800年頃に民に療病の法を教えたと言い伝えられる神農炎帝の残した経験的薬効を、450年頃に陶弘景によってまとめられたものです。神農氏は薬草を捜して山中に入った複数の人たちのことを言ったものではないかと考えられているが、現代では神格化され、薬業界では薬の守り神様として祭られています。
 
日本で独自に伝わる薬草療法で、俗に伝承薬(民間薬)と言われるのが和法であり、この中で用いられる生薬を、漢方薬に対して伝承薬と言います。
 
一般に煎じて用いるところからしばしば漢方薬と混同されがちであるが、似ているのは煎じて飲むという形式上のことだけで、多くは薬草を単味で局所に効かせる方式であり、漢方のそれと全然異なっています。
 
民間薬(伝承薬)は遠い昔から今日まで、私たちに伝えられた経験による素朴な形の治療薬の総称です。私たちの祖先が、狩猟で山野をかけめぐり岩石などで傷をしたとき、たまたまそばにあった草の葉で傷口を覆ったら良く効いたとか、魔除けの目的で体に付けていたものが次第に体内に採り入れられ、飲んでみたらすばらしい効果があったとか、また色や形などの想像から「くすり」としたり、力の強い動物にあやかって自分も強くなろうとして、それを食べたなどの本能的な経験が基礎となって集大成されたものが、今日の民間薬として伝承されているものと考えられ、もっぱら経験的で効果は漠然としているが、危険性が無く容易に入手できるものが多いのです。


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